ブーン芸の独り言

ブーン系小説についてとか独り言とか 
 

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ブログリレー小説・第1話

ルールはこちら


突然だが、我輩には幼馴染がいる。
この幼馴染、名をヒートと言うが、とんでもなくバカである。
まぁどのくらいバカかと言うと、「空気」←コレが読めないくらいである。
いや、比喩表現などではなく、真面目に読めないのだ。

他にも色々ある。
一般常識的なことをあまり知らず、すぐに人にアレコレと尋ねてきて鬱陶しいことこのうえないとか。
深夜だろうと早朝だろうとご飯時であろうと、何かを思い立ったら即時にそれを実行に移さないと気がすまない、とか。

そしてそういったトンデモ展開に巻き込まれるのは決まって我輩なのだ。
あやつがいなければ我輩の人生ももっと穏やかでのびのびとした、過ごしやすい人生であったろうに。

ノハ*゚⊿゚)ノシ「うおおおおおおおいいっ!! ロマァアアアッ!!」

やれやれ、噂をすればなんとやら、話題の人物が村を駆け抜けここまで走ってくるのである。
普段は静かなこの村も、あやつにかかればドタバタ騒ぎの中心地にはやがわり。
それでいて住民達もそれを楽しみにしていると言うのだから、のんびり生きていきたい我輩にとって、ますますたちが悪い。

ノパ⊿゚)ノ「おっす!!」
  _,
( ФωФ)「相変わらず馬鹿騒がしい奴なのである」

ノパ⊿゚)「今日も良い天気だな!!」

華麗にスルーであるか。手ごわい。

ノパ⊿゚)「何読んでるんだ?? またむつかしー本か!?」

どうせ読んでもわからないだろうのに、肩越しに本を覗き込んでくる。
さらさらした赤い髪の毛が首筋とか頬とかにあたって非常にむずがゆい。

ノパ⊿゚)「……」
  _,
ノパ⊿゚)「わかんない!!」
 
( ФωФ)「まぁヒートにはわからなくても仕方ない」

というか、この辺りに住んでいる人には一生縁がない範囲の学問の本だ。
何故そんなものを読んでいるのかと言うと、それが我輩の趣味だからである。
亡き両親が残したたくさんの本を、この村が見下ろせる丘で読むのが日課だ。

本は良い。自分の知らない世界や物事、現象やその他もろもろを知る事ができる。
しかし村でそういう趣味なのは我輩だけなので、「本の虫」と馬鹿にされることもある。

ノハ*゚⊿゚)「すごいなー!! ロマはすごいなー!!」

そんな我輩を馬鹿にしないのは彼女くらいだろうか。
少し、それがありがたいとも思っている。

( ФωФ)「ところで今日は何の用なのだ」

ノパ⊿゚)そ「そうだった、忘れてた!!」

目の前のことに興味が移りやすく、そのため最初の目的を見失いやすい。
おかげでヒートと何かをする時は軌道修正してやる必要がある。めんどい。
ヒートが我輩の肩から顔を上げ、前に回りこんでしゃがみこむ。

ノハ*゚⊿゚)「またなんか"お話"して!!」
  _,
(;ФωФ)「またであるか……」

ヒートはよく我輩に物語を語ってほしいとせがんでくる。
我輩が昔よく絵本を読んできかせてやっていたのだが、今だにそれが楽しいらしい。
おかげでこちらはレパートリーがそろそろつきてきそうだ。

普段は忘れっぽいヒートもどんな話をしたのかは覚えているようで、以前同じ話をしようとしたら「それはもう聞いたぞ!」と怒られてしまったことがあった。
それは聞く側の態度ではないだろうと思ったりもするのだが、キラキラした目で見られるとどうも弱い。

えーっと、何かまだ話してないネタはあったであろうか。
クリスマスプレゼントに雪を送るAAの話……は、したか。
自分とそっくりな人間に出会う話もしたし、お尻の穴にバナナを入れた人の話もしたし、人形と一緒に怪物を退治する話もしたであるな。

( ФωФ)「そうだ、今日は世界を知りたい人の話にしよう」

ノハ*゚⊿゚)「おー!! なんだかすごそうだな!!」

そうして我輩は話してやる。自分の夢のために命をかける人達のことを。
彼らが世界の裂け目の向こうで見た景色、出会った人たちのことを。
とかまぁなんやかんや、話は進んで行き感動のエピローグを向かえ。

( ФωФ)「おしまい」

((ノハ*゚⊿゚)))「……」

((ノハ*゚⊿゚)))「すごいなー!! すごいなー!!」

今回のお話はかなりお気に召したようである。
うちから湧き出る興奮が抑えきれないようだ。

ノハ*゚⊿゚)「ロマ!! 私も冒険がしたいぞっ!!」

言うと思った。
すぐ物語に影響されるのは良くないと思うのであるが。
以前の物語のことを試そうとしたこともあった。
勿論結果は散々だったのだが。

( ФωФ)「冒険って言っても何も目的がないのである。それ以前に我々はこの村を出たことが無いぞ」

ノパ⊿゚)「目的を見つける旅に出ようっ!! なっ!!」
  _,
(;ФωФ)「なんじゃそりゃ」

冒険ってのは普通目的があるものだ。
夢をかなえたいとか世界を救うとか、まぁそんなようなものが。
それを見つけるための冒険なんて聞いたことがない。

そしてヒートはこのとおりの奴なので、村の外に出れば一発で迷子になりのたれ死ぬのは明白だ。
スタートラインに立つ事すら夢のまた夢。
  _,
( ФωФ)「大体ヒートのご両親が良いと言うとは思えんが」

ノパ⊿゚)「じゃあ聞いてみよう!!」

というわけでヒートの家に向かったのだが。





ノハ´∀`)「いいよ」

( ФωФ)そ「いいんかい!!」

2秒で許可を出されてしまった。
この娘の父親だからこうなのか……。

ポ⊿゚)ホ「ただし条件があります」

と言うのはヒートの母君。
こちらはまだ冷静なようだ。

ポ⊿゚)ホ「それはロマネスク君がその旅に同行することです」

( ФωФ)そ「なっ、

( ;・`д・)ナ、ナンダッテー!!(・д´・;(・д´・;)

(;ФωФ)「だれ!?」

何今の……。
それはそうと何故そこで我輩の名前が出てくるのか。

ポ⊿゚)ホ「ロマネスク君は物知りだし、いつもヒートの面倒見てくれてるでしょ? だから丁度いいかなって」

(;ФωФ)「そんな事言われても……」

ポ⊿゚)ホ「いいこと、ヒート。ロマネスク君の同意を得られなければ旅は許しません」

ノパ⊿゚)「わかった!! ロマを説得すればいいんだな!!」

いやそもそも我輩を条件にしているのが我輩の意思を無視しているのではないだろうか。
たしかにヒートが旅に出るとなれば心配だが、だからと言って我輩がついていくいうのは話が別である。

とにかくその場はそれで話が収まったのだが、そのあとが大変だった。
いやまぁ何が大変だったかと言うとだな。

朝起きた時……。

ノパ⊿゚)「おはようロマ!! 今日もいい天気だな!! 一緒に旅に出よう!!」

などとほざきながらベッドで寝転がる我輩の上に馬乗りになってきたり。
食事をしている時には……。

ノパ⊿゚)「今日もご飯がおいしいな!! 旅に出よう!!」

などとわけのわからない事を言いながら他人の家の食事を勝手に食ったり。
いつもどおり本を読んでいる時も。
自分の畑で農作業している時も。
トイレに入って用をたしている時も。
風呂に使ってゆっくりしている時も。
ベッドに入ってさぁ寝るかと思った時も。

とにかくどんな時でもやってきて意味不明で支離滅裂なラブコールで我輩を口説き倒そうとするのだ。
三日も続けばノイローゼ状態になってしまうのも当然である。
結局我輩は4日目にOKの返事をしたのだった。

そして旅立ちの日がやってきた。

( ФωФ)「では最終確認である」

ノパ⊿゚)ゝ「はいっ!!」

( ФωФ)「お金、着替え、地図、寝袋、持ったであるか?」

ノパ⊿゚)ゝ「はいっ!!」

( ФωФ)「他にも色々紙に書いて持ってくるように言ったが、全部揃えたであるか?」

ノパ⊿゚)ゝ「はいっ!!」

( ФωФ)「顔洗った? 歯みがいた?」

ノパ⊿゚)ゝ「やりましたっ!!」

( ФωФ)「うむ、よろしい」

ホ;゚⊿゚)ホ「なんかお母さんみたいね」

ノハ;´∀`)「君が言うのはどうかと思う」

朝日がさんさんと輝き、我輩とヒートの顔を照らしている。
正直不安がぬぐい切れないが、これから先の未知の世界への期待が溢れているのも事実。
その期待をさらに煽る様に、空もすがすがしい蒼さを見せ付けている。

ノハ*゚⊿゚)「よーし、ロマ!! 冒険に出発だぁああぁぁぁああぁっ!!」

( ФωФ)「うむ、出発だ!」

ノパ⊿゚)「おとーさんおかーさん!! 行ってきます!!」

ノハ´∀`)「うん、気をつけてね」

ポ⊿゚)ホ「困った事があったらロマネスク君を頼るのよ!」

( ФωФ)そ「我輩!?」

こうして我輩たちはご両親に別れを告げ、旅へと一歩踏み出した。
遠ざかっていく故郷に一抹の寂しさを覚えないでもない。
しかしそうは言ってられない。

( ФωФ)「当面の目標はこの旅の目的探しである」

ノパ⊿゚)「おうっ!!」

この先に何が待ち受けているのかはわからない。
でも、なんだか良い旅になりそうな予感がしていた。




続く

第二話(ξ*' 3`)ξ完全犯罪さん)
   20:26 | Comment:5 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 ペルソナ◆iAiA/QCRIM [URL] #-
続き書きます

ブログ名
ブーン系小説を書いているようです
 2009.05.16 (土) 01:46 [Edit]
 ξ*' 3`)ξ完全犯罪 [URL] #-
なん…だと…
先越された! もう書いちゃったのに
 2009.05.16 (土) 14:19 [Edit]
  [URL] #aIcUnOeo
>米1
あいあいっさー
よろしくお願いします!

>米2
ぺるたんの次に書くんだ、な!
でも既に書いたそれも読んでみたいきがする!
 2009.05.16 (土) 16:35 [Edit]
 ペルソナ◆iAiA/QCRIM [URL] #-
もう書いちゃったなら2話は譲ります
書くのに一週間近くかかると思うので

・「続き書きます」と宣言したけど書けなくなったら二番目に「続き書きます」と言った人にバトンタッチ

これを発動、という解釈で
カンザイさんよろしくお願いします
 2009.05.16 (土) 20:35 [Edit]
 ξ*' 3`)ξ完全犯罪 [URL] #-
ペルソナさんありがとうございました!
そしてどうもすいません。
http://sasugamimi.blog98.fc2.com/blog-entry-183.html
二話書きました
芸さんリンクお願いします
 2009.05.17 (日) 01:46 [Edit]






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